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2023年9月4日に”STOP!インボイス”が発表した「緊急提言」に賛同しました

2023年9月4日に”STOP!インボイス”が発表した「安心・安全・成長・尊厳なき インボイス制度の中止・延期を求める緊急提言」に賛同しました。

以下、提言内容となります。

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安心・安全・成長・尊厳なき インボイス制度の中止・延期を求める緊急提言(案)

2023年9月4日

 

インボイス制度を考えるフリーランスの会

 

我々は、2021年12月から650日間、フリーランス・個人事業主の当事者として「STOP!インボイ ス」を掲げてきた。

制度開始30日前となる今、以下の提言に賛同する◯◯の団体、◯◯人の個人とともに、改めてインボイス制度の中止・延期を

国に対し、求める。

 

【提言】 インボイス制度の中止・延期を求める

 

【提言理由】

 

インボイス制度とは、税率を変更しない消費税の増税である。

コロナ禍・戦争・物価高が襲う前の20 16年に取り決められたインボイス制度を、ゼロゼロ融資の返済が本格化し、倒産件数が

増え、実質賃 金が15ヶ月連続マイナスとなる今、開始しなければいけない理由はどこにもない。

増税分は、「免税事業者」「課税事業者」「消費者」の誰かが負わされることになる。

「誰か」を決めるのは、市場の力関係であり、現場の人間の骨の折れる折衝である。

弱い立場にある免税事業者は 課税事業者への転換を迫られ、従った場合には重い納税と事務負担が発生する。

 

免税事業者のままで いた場合、取り引きからの排除、もしくは値下げを強要される可能性がある。

免税事業者にとっては どちらを選んでも地獄の選択となるゆえ、「インボイスを機に廃業を考える」と答えた事業者は、

アニメ・漫画といったエンタメ業界で2〜3割、建設業界では1割にのぼった。

 

生み出す商品・サービスのクオリティやスキルの前に「インボイスの有無」が取引の線引になるイン ボイス制度は、

自由な商取引を歪め、新規参入を阻む。若手の成長や起業を妨げれば産業は衰退し、文化の多様性をも損なう。

制度開始前からインボイス未登録を理由にした一方的な値下げや取り引きからの排除も散見される が、「これは、独禁法違反に当たる恐れがある」と公正取引委員会は警鐘を鳴らす。

しかし、実際に は「切られた理由」がわからないまま仕事を失うケースが多い。

もともと、発注元に身元が割れることを危惧して公正取引委員会へ通報がしにくい弱い立場にある免税事業者は、ますます声を上げられ ない状況に追いやられている。

 

加えて、影響を受ける事業者が1000万超ともいわれる中、公正取引 委員会がセーフティネットとして機能するとは到底、考えられない。 実務の現場では、取引相手が「免税/課税事業者であるか」「本則課税/簡易課税制度を使っている かどうか」といった、これまでは必要のなかった極めてプライベートな、慎重を要するデータの取得・管理に追われているが、その作業は一切、生産性に寄与しない。

制度開始前から過重な事務負担 が発生した結果、「経理の仕事を離れたい」と答えた経理担当者は3割強にのぼった。

また、インボ イス発行事業者登録サイトにおいて、簡単なプログラミングで個人事業主の本名といった情報が一括 ダウンロードできる脆弱なセキュリティは、個人情報保護の観点から逸脱していると言わざるを得ない。

各業界から反対の声があがる中、開始半年前になって激変緩和措置が講じられたことにより、インボ イス制度は経過措置や特例だらけのより煩雑なものとなり、税の三原則「公平・中立・簡素」にも程 遠い。

 

唯一の制度導入理由である「複数税率の下での適正な課税」については、立法根拠となる「不適正な事例」の件数すら政府・財務省から提示されず、法案成立から7年経った現在も、道理の通っ た説明がない。

最後に、免税事業者がインボイス反対の声を上げると、「脱税」「ピンハネ」といった誹謗中傷を受ける事態があとを絶たない。

しかし、財務省は消費税に「預り金」「益税」はないという見解を国会 で示している。

その見解の周知・広報を徹底し、免税事業者の尊厳が守られることを強く要請する。

 

我々はフリーランス・個人事業主の集まりであるが、インボイス制度は事業規模や業種にかかわらず、 この国で生きるすべての人に影響するものと考える(実際、制度導入で電気代が上がることが国会で明らかになっている)。

現行のインボイス制度には、経済的「成長」も、事業を継続していける「安心感」も、個人情報が守られる「安全性」も、

免税事業者への「尊厳」も欠けている。

上記のような理由から、我々は、安 心・安全・成長・尊厳のないインボイス制度の実施中止、最低でも実施延期を強く求める。

 

 


第28回 通常総会

 

5月28日、東映東京撮影所にて第28回 通常総会が開かれました。

 

併せて、2022年度 日本映画テレビ編集協会(JSE)賞の受賞式も行われました。

受賞されたみなさま、おめでとうございます。

 

 <劇場映画部門>

大川 景子 『ケイコ 目を澄ませて』

 

 <放送作品部門>

岡崎 正宏 『ブラッドが見つめた戦争   あるウクライナ市民兵の8年』

 

 

過去の受賞者一覧はこちら


Adobe PremiereProの長編とエピソードのポストプロダクションベストプラクティスとワークフローガイドへのリンク

2022年にワークショップも共催させていただいたAdobeさんより、139ページにまとめられたPremiereProを使用した長編作品のためのガイドブックがリリースされました。

プロジェクト設定やAAFの出力設定など、参考にできることが詰まっています。

PremiereProをお使いの編集部の皆様はどうぞご活用ください。

 

下記のリンクよりダウンロードページへ移動していただけます

 

https://helpx.adobe.com/jp/premiere-pro/using/long-form-episodic-best-practices.html


AdobeとTEMPOの共催セミナーのアーカイブ動画を準備中です

 

今年の4/23日に行われたイベントのTEMPO公式Youtubeチャンネルで公開予定です。

現在、日本語字幕を作成中です。

 

<イベント詳細>

コラボレーションライブウェビナー

Tempo & Adobe - Premiere Pro Training for Editors
■ Netflix 配信映画『密航者』の エディター Ryan Morrison氏、
  アシスタントエディター Markus Kretzschmar 氏をゲストスピーカーを
  迎えてのQ&Aセッション
■ 長編編集のためのベストプラクティスガイド
■ AI機能とポストプロダクションワークフロー
■ 参加者とのフリートークセッション

 

公開時は会員の皆様へメールでご案内いたしますのでご確認ください。


2023年4月 日本映画制作適正化機構 スタート

 

「映適」(日本映画制作適正化機構)は、映画制作を志す人たちが安心して働ける環境を作るために、

映画界が自主的に設立した第三者機関です。

「作品認定制度」の確立と「スタッフセンター」の支援業務による映画制作現場の環境改善、

 

スタッフの生活と権利の保護及び地位向上を図ることを目的としています。

 

発足にあたって、わたしたち日本映画・テレビ編集協会も2019年の聞き取り調査から協議に参加してきました。

 

ここから一朝一夕に改善するものではありませんが、これを大きな足がかりとし、スタッフが明るい未来を語れる環境づくりのため、

これからも「映適」に参加してまいります。


日本映画・テレビ編集協会は、1月にTEMPOに加入しました。
TEMPOは、世界中の映画編集者の団体を繋ぐ連盟です。
2019年に設立された急成長中の組織で、現在、南北アメリカ、アフリカ、ヨーロッパ、アジア、オセアニアから34のメンバーが参加しており、こうして世界中の8000人を超える映画・テレビ編集者をつないでいます。
(公式HPより)
世界の編集者と繋がることで、協会の皆様へ有意義な情報共有ができることを目指します。
TEMPOホームページはこちら。
【AdobeとTEMPOの共催セミナー開催のお知らせ】

 

日時:日本時間 4月23日午前0時より午前4時

参加費:無料(事前登録制)

  

<イベント詳細>

 

コラボレーションライブウェビナー

Tempo & Adobe - Premiere Pro Training for Editors
■ Netflix 配信映画『密航者』の エディター Ryan Morrison氏、
  アシスタントエディター Markus Kretzschmar 氏をゲストスピーカーを
  迎えてのQ&Aセッション
■ 長編編集のためのベストプラクティスガイド
■ AI機能とポストプロダクションワークフロー
■ 参加者とのフリートークセッション

協会員の皆様は参加希望の方は参加が可能です。

メールでご案内しておりますので、ご確認ください。

 

後日アーカイブ動画がTEMPO公式Youtubeチャンネルで公開予定です。

そちらの情報も追って会員の皆様へお知らせいたします。


Adobe PremiereProの長編とエピソードのポストプロダクションベストプラクティスと

ワークフローガイドへのリンク

2022年にワークショップも共催させていただいたAdobeさんより、139ページにまとめられたPremiereProを使用した長編作品のためのガイドブックがリリースされました。

プロジェクト設定やAAFの出力設定など、参考にできることが詰まっています。

PremiereProをお使いの編集部の皆様はどうぞご活用ください。

 

下記のリンクよりダウンロードページへ移動していただけます

 


第7回フリーランスのための確定申告勉強会

2023年2月4日、映職連主催で「フリーランスのための確定申告勉強会」がフルリモートで行われました。

公認会計士の松山昌司先生をお招きしての講習会です。
当日参加者は38名、アーカイブ希望者も含めると合計で95名の申し込みがありました。
先生は過去4回の勉強会、一昨年の持続化給付金申請、インボイス制度についての勉強会でご協力をいただいております。
加えて、2022年1月から電子帳簿保存法の改正が施行されています。
現在システム整備が間に合わず宥恕(ゆうじょ)措置がとられていますが、これについても、先生に解説を行っていただきました。
リモート開催であったことと、インボイス制度前であったことで参加者が飛躍的に伸びました。
フリーランスの自衛手段として、今後も映職連での勉強会開催を計画しております。

映画・テレビシリーズのベストプラクティスワークフロー

 

Netflix、日本映画•テレビ編集協会(J.S.E.)、Adobe 共催によるオンラインセミナーを開催しました。

映画、テレビシリーズ/オリジナルプログラム向けの業界をリードするビデオ編集ソフトウェアであるAdobe Premiere Proの長編編集の為のベストプラクティス、ヒント、コツを4セッションに分けて学びました。

 

参加資格:現在、映画・テレビドラマ等の編集、本編集、それらの助手としてお仕事をされている方

 

参加費:無料(事前登録制)

 

*レクチャー形式のワークショップです。Premiere Pro がお手元になくてもご参加頂けます。

** レクチャー中のご質問はコメント欄で受け付けます。コメントの書き込みにはGoogle アカウントが必要になります。